最近、「推し活ってお金の無駄なんじゃない？」という言葉をネットやSNSで目にすることが増えましたよね。
推し活中心の生活をしていても、ふとした瞬間に「このペースで推しに貢ぎ続けていいのかな」と立ち止まることもあるのではないでしょうか。
「今は結婚しないし、趣味に使うのは自由」と思いつつも、将来のライフイベントや貯金のことを考えると、推し活への出費を気にする人も多いです。
しかし、推し活は本当にお金の無駄なのでしょうか？
本記事では、推し活はお金の無駄と言われる背景や、よくある出費のパターン、推し活と将来の安心を両立させる方法をわかりやすく解説します。
趣味もお仕事も大切にしながら、これからの人生に備えたいと考えるあなたにこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
推し活はお金の無駄？
推し活はお金の無駄なのか、以下の点に沿って解説いたします。
- 賛否両論の背景
- 無駄にお金を使っている人もいる
それぞれの理由を1つずつ掘り下げて見ていきましょう。
賛否両論の背景
推し活はお金の無駄なのか、賛否両論の背景を見てみましょう。
無駄と言われる主な理由には、生活に直結しない支出が多いことが挙げられます。
ライブは形として残るものではなく、グッズも生活必需品ではないため他人から見れば無駄なものという見方をされても仕方ないかもしれません。
しかし、推し活には精神的な充足感や、仕事を頑張るためのモチベーションとしての価値があると考える人も多く、一概に無駄とは言えない側面もあります。
推し活はお金の無駄かどうかは、趣味の価値をどう捉えるか、そして支出が自分の生活にどう影響するかによって大きく異なるのです。
無駄にお金を使っている人もいる
推し活で無駄にお金を使っている人もいるというのも事実です。
高揚感が得られる推し活ではドーパミンの分泌が活発になるため、冷静な判断が難しくなります。
限定グッズ等の買わないと損すると思わせる戦略により、本当に必要かを考えずにグッズを複数個買ってしまうといった行動はその典型です。
「ここまでお金をかけたから引き返せない」というサンクコスト効果が働き、満足度が下がっても課金をやめられない心理も働きやすくなります。
自分の支出パターンを客観的に見直し、本当に必要な出費かどうかを定期的にチェックする習慣を持つことが重要です。
推しに貢ぐのがもったいないと言われる理由
推しに貢ぐのがもったいないと言われる理由は以下の通りです。
- コンサートチケット代
- グッズ購入
- 遠征費用
- イベント参加費
- 時間的浪費
- 情報収集
- イベント参加時間
- 推し活仲間との交流
- 感情的依存
- 推しへの過剰な期待
- 推し活からの離脱による喪失感と虚無感
それぞれの項目について、順番に解説していきます。
コンサートチケット代
推しに貢ぐのがもったいないと言われる1点目の理由は、コンサートチケット代がかさむためです。
人気アーティストの公演ではチケットが高額になりがちで、入手も困難な場合が多いでしょう。
同じライブに複数回足を運ぶことで、支出が重なる傾向も見られます。
形として残らないことをもったいないとする声がある一方で、現地でしか得られない体験に価値を感じる人も少なくありません。
グッズ購入
推しに貢ぐのがもったいないと言われる2点目の理由は、グッズ購入です。
オリジナルグッズは日常生活で使いづらいデザインの商品が多く、必需品でもありません。
勢いで購入しても、使い道がなく扱いに困ることもあるでしょう。
新商品が次々に登場することでコレクション欲が刺激され、気づかぬうちに支出が増えるかもしれません。
一方で、応援の気持ちを目に見える形にしたり、仲間と楽しさを共有できる点に価値を感じる人もいます。
遠征費用
推しに貢ぐのがもったいないと言われる3点目の理由は、遠征費用です。
イベントやコンサートが地方や海外で行われる場合は、交通費や宿泊費がかかります。
ただの旅行とは違い目的がはっきりしているため、遠征の頻度が高いと家計の圧迫にも繋がるかもしれません。
遠征ならではの楽しみや思い出を作れるのは大きなメリットですが、費用対効果を考えないと「もったいない」と見られやすいのが現実です。
イベント参加費
推しに貢ぐのがもったいないと言われる4点目の理由は、参加費です。
ファンミーティングやハイタッチ会、トークショーなどに参加するには参加券を購入しないといけません。
さらに会場へ向かうための交通費や飲食費代も必要になるため、トータルで見ると費用がかさんでしまいます。
1回の金額は小さくても、何度も参加することで負担が積み重なり、想定以上の支出になるかもしれません。
推しと直接交流できる機会は貴重ですが、生活費を圧迫するほどの出費になる場合は毎回行く価値があるのか比較することも必要です。
時間的浪費
推しに貢ぐのがもったいないと言われる5点目の理由は、時間的浪費です。
チケット争奪戦や情報収集、イベント参加などに多くの時間を割くと日常の優先順位を崩してしまいます。
長時間を費やした後で「この時間を他のことに使えば良かった」と感じて後悔する人も少なくありません。
とはいえ、推し活自体を充実した時間と捉えている人にとっては、浪費とは言い切れない面もあります。
情報収集
推しに貢ぐのがもったいないと言われる6点目の理由は、情報収集です。
新情報を逃さないようSNSや公式サイトを頻繁に確認する行動は、精神的な疲れを招きやすくなります。
常に更新を追いかける生活が続くと、趣味が義務のように感じられてしまうかもしれません。
有益な情報を得られるのはメリットですが、止まらなくなってしまうデメリットもあることを理解しておきましょう。
イベント参加時間
推しに貢ぐのがもったいないと言われる7点目の理由は、参加時間です。
イベント当日は1日がかりで会場にいることが多いため、仕事や家事との両立が難しくなります。
すべての休日を推し活に費やす生活が続くと、周囲から「人生それだけ？」と思われてしまうかもしれません。
イベント前のスケジュール管理や終了後の疲労回復に費やす時間を考えると、時間のコストは意外と大きいといえます。
推し活仲間との交流
推しに貢ぐのがもったいないと言われる8点目の理由は、推し活仲間との交流です。
推し活仲間が増えるとオフ会や打ち上げ、聖地巡礼などで交際費がかさみます。
周囲の金銭感覚と同調するうちに、必要以上の出費を当たり前と感じてしまうこともあるかもしれません。
仲間との関係を優先するあまり、支出を抑える判断が難しくなるケースもあります。
感情的依存
推しに貢ぐのがもったいないと言われる9点目の理由は、感情的依存です。
推しへの依存度が高くなると、客観的な判断が難しくなってしまいます。
生活費や貯金を削ってまで活動にのめり込む姿は、周囲からは危うく映るかもしれません。
推しの存在はなくてはならないものですが、生活に悪影響を及ぼすほど心身を削ってもプラスになることはないということを覚えておきましょう。
推しへの過剰な期待
推しに貢ぐのがもったいないと言われる10点目の理由は、推しへの過剰な期待です。
グッズやチケットに多くの費用をかけるうちに、もっと近づけるはずと思い込んでしまいます。
しかし、ファンと推しの関係はあくまで一方向なものなので、現実とのギャップに落胆しがちです。
思い描いていた理想とのギャップが広がるほど、費やしてきた時間やお金がもったいないと感じることもあります。
推し活からの離脱による喪失感と虚無感
推しに貢ぐのがもったいないと言われる11点目の理由は、推し活からの離脱による喪失感と虚無感です。
推しの熱愛や引退によってファンを辞める時になって、「これまで使ったお金は何だったのか？」と虚無感を抱く人は少なくありません。
ただし、喪失感や虚無感を感じない人もいて、推し活で得た楽しさや思い出に価値があると感じられるかどうかが分かれ道となります。
推し活からの離脱後に後悔しないためにも、自分が納得できる範囲での出費を心掛けましょう。
推し活は本当に無駄遣い？肯定派の意見
推し活は本当に無駄遣いなのか、肯定派の意見を以下の点に沿って解説いたします。
- 自己表現の場
- コミュニティ
- 精神的な満足感
- 経済効果
それぞれの意見を1つずつ掘り下げて見ていきましょう。
自己表現の場
推し活肯定派意見の1つ目は、自己表現の場になっているです。
誰かを応援する気持ちは、自分らしさを自然に表現するきっかけに繋がります。
ファッションやグッズに推しのカラーやモチーフを取り入れ、日常では出せない個性を自然に発揮してみてはいかがでしょうか。
推し活は趣味を通じて自分を解放できるという利点があります。
コミュニティ
推し活肯定派意見の2つ目は、コミュニティを形成しやすいです。
同じ推しを応援しているという共通点があるだけで人との距離が一気に縮まり、自然と会話が生まれます。
SNSでの交流やオフ会、現地での偶然の出会いなどを通じて、友人関係の広がりを楽しんでいる人も多いです。
孤独を感じやすい現代において、推しを通じた繋がりは貴重な支えになっており、人生の質を高める要素のひとつといえるでしょう。
精神的な満足感
推し活肯定派意見の3つ目は、精神的な満足感です。
推しの活躍は見ているだけで元気になるだけでなく、「次のイベントまで頑張ろう」と仕事や勉強の励みにもなります。
ストレス解消や癒し効果が高く、「推しの笑顔を見てまた頑張れる」といった声は少なくありません。
お金を使うことで得られるのは物だけではなく、精神的な充足や安心感といった目に見えない価値もあるのです。
経済効果
推し活肯定派意見の4つ目は、経済効果があるです。
コンサートやイベントは全国各地で開催されるため、エンタメ産業だけではなく地域経済の活性化にも貢献しています。
多くのファンが遠征先の観光地や飲食店を利用するため、1回の開催で与える経済効果は絶大です。
つまり、推し活によって生まれる消費は単なる無駄遣いではなく、経済を支える立派な循環の一部とも考えられるでしょう。
推し活のためにお金のことを学ぶ重要性
推し活のためにお金のことを学ぶ重要性を解説します。
もしかしたら将来的に結婚や子育て、マイホームの購入などで大きな出費を伴うライフイベントが訪れるかもしれません。
今は結婚する予定がないと思っていても、今後人生設計が変わる可能性は誰にでもあるからです。
お金に関する基本的な知識を得ることは、推し活とライフプランの両立に繋がります。
推し活を優先して結婚を諦めていた人にもまだ可能性はあるので、当サイトで運営しているオタクの為の婚活ガイドを活用してみてください。
推し活に集中するだけではなく、将来の選択肢を広げるために一度立ち止まって考えてみましょう。
推し活をお金の無駄にしない方法
推し活をお金の無駄にしない方法は、以下の2点です。
- お金を計画的に賢く使う
- お金の知識をつける
それぞれの項目で、具体的な手段を深掘りしていきましょう。
お金を計画的に賢く使う
推し活をお金の無駄にしない1つ目の方法は、お金を計画的に賢く使うです。
お金を計画的に賢く使う具体的な手段を以下の順番で解説いたします。
- 予算設定
- 優先順位
- 情報収集
- 手作りグッズ
- 推し活仲間との情報交換
それぞれの項目について見ていきましょう。
予算設定
お金を計画的に賢く使う1つ目の方法は、予算設定です。
まずは、毎月の収入に対して推し活に使う金額を決めてしまいましょう。
家賃や水道、光熱費など生活に必要な費用を確保すれば、簡単に推し活予算を割り出せます。
上限を明確にすることは、衝動買いを抑えるためにとても大切です。
優先順位
お金を計画的に賢く使う2つ目の方法は、優先順位を決めるです。
推しに関するものすべてにお金を使おうとすると、いくらあっても足りません。
お金を使う時は絶対に外せないものとなくても困らないものを明確に分け、予算内で収めることが重要です。
コンサートの参加やグッズ購入などは、自分にとって最も満足度が高いものから計画的に予算を分配していきましょう。
情報収集
お金を計画的に賢く使う3つ目の方法は、情報収集です。
SNSや公式サイト、ファン同士の口コミでは不要になったグッズを販売する場合があるため、定価より安く手に入れられる可能性があります。
ただし、公式サイト以外では転売や詐欺などが横行しているため、利用する場合は十分に注意しましょう。
余計な出費を抑えつつ推し活を楽しむには、情報収集が欠かせません。
手作りグッズ
お金を計画的に賢く使う4つ目の方法は、手作りグッズです。
既製品に比べてコストが抑えられるうえ、推しへの愛情をオリジナリティ溢れる形で表現できます。
うちわやぬいぐるみ用の洋服を作るための材料は100均でも購入できるため、推し活の一環として楽しむ人が急増しました。
DIYやハンドメイドが得意な人には特におすすめなので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
推し活仲間との情報交換
お金を計画的に賢く使う5つ目の方法は、推し活仲間との情報交換です。
日頃から推し活仲間と情報交換をしておけば、チケットやグッズの共同購入だけでなく、相乗り遠征で費用を分散することもできます。
お得情報を共有することで出費を抑えられるだけでなく、推し活仲間と思い出を作れるという点も大きなメリットです。
人との付き合い方1つで節約にも繋がるため、積極的に推し仲間を増やしておくと良いでしょう。
お金の知識を付ける
推し活をお金の無駄にしない2つ目の方法は、お金の知識を付けるです。
お金の知識を付ける具体的な手段を以下の点に沿って説明いたします。
- 手取りの3か月分は貯金する
- 給料を普段使いと投資用に分けて手が出せないようにする
- 積み立てNISAで少額から投資する
- iDeCoを使って節税しながら投資をする
1つずつ順番に見ていきましょう。
手取りの3か月分は貯金する
お金の知識を付ける方法1つ目は、手取りの3か月分は貯金するです。
万一に備えるための生活防衛費は、独身でも最低3ヶ月は必要だとされています。
月収が20万円であれば、最低でも60万円は確保する必要があるということを覚えておきましょう。
推し活に集中しすぎて貯金ゼロという状態では、いざというときに困る可能性が高いです。
緊急時の備えがあることで安心感が得られ、推し活を続けるうえでの精神的な安定材料にもなるでしょう。
給料を普段使いと投資用に分けて手が出せないようにする
お金の知識を付ける方法2つ目は、給料を普段使いと投資用に分けて手が出せないようにするです。
給与が振り込まれた時点で自動振り分け機能を使えば、容易に口座を管理できます。
また、目的別にお金を分けることで衝動買いや使いすぎを防ぎ、計画的な資産形成が可能です。
貯まった分は投資や将来のために回すとルール化して、未来へ備えるようにしましょう。
積み立てNISAで少額から投資する
お金の知識を付ける方法3つ目は、積み立てNISAで少額から投資するです。
NISAは非課税で少額からでも始めやすく、長期的に資産を増やすというメリットがあります。
老後資金に対する不安の軽減を考えるならば、S&P500などのインデックスファンドに毎月3万円を投資するのがおすすめです。
積み立てNISAで無理なく投資して、老後の不安を軽減しておきましょう。
iDeCoを使って節税しながら投資をする
お金の知識を付ける方法4つ目は、iDeCoを使って節税しながら投資をするです。
掛金の全額が所得控除の対象となるので、積み立てた分だけ課税対象の所得が減り、支払う所得税や住民税が少なくなります。
税金分として浮いたお金を趣味に回せるので、老後資金を計画的に用意しながら推し活を楽しめるという点が魅力です。
節税効果が高いので、月々の負担を感じにくいところがiDeCoの特徴といえます。
推し活はお金の無駄かのまとめ
今回は、推し活はお金の無駄かについて解説いたしました。
お金の無駄かどうかは賛否両論ありますが、絶対に不要なものとは断言できません。
ただし、推し活は精神的な満足や人間関係の広がり等目に見えない価値がある一方で、無計画な支出は将来の選択肢を狭めるリスクにもなります。
本記事で紹介したお金を計画的に賢く使う方法や、お金の知識を活用すれば、推し活は無駄ではなくなり、将来への金銭的な備えにもなるのです。
自分にとって大切な趣味をこれからも楽しんでいくために、今こそお金の基礎知識を身につけて、推し活を無理なく長く続けられる環境を整えていきましょう。
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